令和の米騒動による米価の高騰は私たちが日本酒を醸す酒造好適米についても同様で
1俵(60㎏)あたり昨年比10,000円を超える急激な価格上昇は経営環境に大きく影響してまいります。
単純計算ですが玄米60㎏→精米65%で生酛純米を醸すと約78L/ 18度の日本酒ができます。→単純に10,000円分の値上がりで計算すると原料米分だけで128円/Lの原価が上がったこととなります。
長年、長野駅前で多くのお客様に目にしていただき、NHK長野局で長野駅前の様子として映し出されることの多かった【井筒長】の看板を昨日撤去いたしました。
誠に寂しい気持ちでいっぱいですが、前述の原料米高騰への原資やこの先のメンテナンスなども考えると致し方ありません。
合わせて月一回、信濃毎日新聞の佐久浅間信毎会枠の広告につきましても取りやめといたしました。
広告に関する考え方も変わゆく中ではありますが、先ずは良い原料を確保し良い酒を醸していくことを第一として精進して参ります。